バター派、オリーブオイル派

こんにちは!!

各地の大雨による被害がとても心配です。

皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

今日はバターとオリーブオイルの違いについてお話ししたいと思います。



<バターとオリーブオイルの歴史>

かつてのヨーロッパでは「油=オリーブオイル」という風に考えられていました。

前回のブログでご紹介したように、オリーブオイルは古代の人々の生活の中心になっており、食用オイルとしてではなく、香水や塗薬、美容品などに使われていました。ギリシャ神話にも登場するオリーブはそれ自体に神聖な意味があるだけではなく、地中海地域の経済を動かすとても重要なものだったのです。



また古代のギリシアやローマでは、「油」という言葉が「オリーブ」という言葉からできていたのです。



ギリシア語で、「油」は「elaion」。そして、「オリーブ」は、「elaia」。

ラテン語では「油」は「oleum」。そして、オリーブは「oliva」と言いました。



このように比べてみるとオリーブと油の深いつながりが見えてきます。

それではどのようにして地中海地域にバターやラードなどの動物性油が入り込んできたのでしょうか。



今から約1000年前、ローマ帝国の衰退とともに北ヨーロッパから南下してきたゲルマン人がバターやラードの食文化をもたらしました。

北ヨーロッパでは寒さのためオリーブの木が育たずオリーブオイルを食す文化がありませんでした。さらに遠方まで運ばれるオリーブオイルは質が悪く苦くて刺激の強いオリーブオイルは北ヨーロッパの人々の舌にあいませんでした。




<イタリア国内にもバターとオリーブオイルの境界線があった>

中世後期ころには、動物性脂肪とオリーブオイルのどちらを好むかはイタリアの北部と南部でくっきり分かれていました。イタリア南部ではほとんどの地域でオリーブオイルが使われ、焼き魚やフライを作るときもオリーブオイルが使われました。一方イタリア北部からアルプスを越えた地域では、気温が低いためオリーブの木が育ちません。したがってそれらの地域の人々は動物性脂肪をとっていました。



また1600年代に宗教改革によってカトリックの総本山であるローマの影響力が低下すると、動物性脂肪の人気もしだいに人々の間に広がりました。

フランスや英国の料理人たちは、オリーブオイルより味がマイルドなバターに切り替え始めました。このようにしてやがて欧州の食文化から地中海料理の影響は薄れていきました。




<私が住んでいたフィレンツェは断然オリーブオイル派>

私が去年一年間くらしていたフィレンツェではオリーブオイルが食卓の中心にありました。私のホストマザーはスーパーで買ったオリーブオイルを調理用にし、知り合いの農家からもらったエキストラバージンオリーブオイルはドレッシングのようにして直接料理にかけて使っていました。イタリア人はエキストラバージンとそうではないオリーブオイルを使い分けます。



また私がアルバイトをしていたイタリアンレストランでは、観光客がとても多く、パンに付けるためのバターを持ってきてほしいとよく言われました。バターの注文が入るたびにシェフたちが「バターなんかつけて食べるのか」と冗談交じりに行っていたのがとても印象深く思い出されます。



イタリアの人々にとってオリーブオイルはとても当たり前であり、そしてとても重要な食べ物です。身体を内側からきれいにしてくれるオリーブオイル生活を皆さんも始めてみませんか。

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